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書籍紹介
論集
読者ネットワークの拡大と文学環境の変化
19世紀以降にみる英米出版事情
著者 | 小林英美・中垣恒太郎 編著 |
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判型・頁数 | A5判・320頁 |
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定価 | 本体3,000円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0297-8 |
出版年月 | 2017年5月 |
目次
はしがき 小林 英美
第Ⅰ部 イギリス編
はじめに 小林 英美
予約購読形式出版詩集への定期刊行物書評─スコットランド詩人グラント夫人の事例研究 小林 英美
▼コメントと応答(コメント者 三原 穂)
コックニー詩派と出版社─十九世紀前半イギリスの出版事情 藤原 雅子
▼コメントと応答(コメント者 金澤 淳子)
「ウェイヴァリー現象」─越境するテクストと十九世紀読者層の創出 (および忘却) 松井 優子
▼コメントと応答(コメント者 河原 真也)
十九世紀における小説読者の拡大とディケンズ 水野 隆之
▼コメントと応答(コメント者 中垣 恒太郎
【コラム】 十九世紀の英米での「海賊版」 園田 暁子
イングランドにおける大衆読者層の形成と拡大 閑田 朋子
▼コメントと応答(コメント者 池末 陽子)
読者を啓発するジョイス─『ダブリンの市民』に描かれたアイルランド社会の病理 河原 真也
▼コメントと応答(コメント者 松井 優子)
拡大する読者とヴァージニア・ウルフの「普通の読者」─ウルフのジャーナリズムと評論「斜塔」 吉田 えりか
▼コメントと応答(コメント者 山内 圭)
第Ⅱ部 アメリカ編
はじめに 中垣 恒太郎
鉄筆の力─マガジニスト・ポーの軌跡を辿る 池末 陽子
▼コメントと応答(コメント者 閑田朋子)
国民作家マーク・トウェインの生成とアメリカ出版ビジネスの成長─予約出版と知的財産権の概念整備 中垣 恒太郎
▼コメントと応答(コメント者 水野 隆之)
エミリ・ディキンソンと「読者」ネットワーク─南北戦争時に「送られた」詩と「送られなかった」詩 金澤 淳子
▼コメントと応答(コメント者 藤原 雅子)
書物の流離譚─『ロリータ』の大西洋横断的出版ネットワーク 後藤 篤
▼コメントと応答(コメント者 河原 真也)
【コラム】 一九二〇年代〈ハーレム・ルネッサンス〉のアフリカ系アメリカ人作家たちと出版事情 君塚 淳一
【コラム】 アメリカの地域読書運動について 山内 圭
あとがき 中垣 恒太郎